当会について

特定非営利活動法人 インドシナ難民の明日を考える会<CICR>とは・・・アフターファイブのグループ

◆CICRは在日インドシナ難民とインドシナ本国(主にカンボジア)への支援を行っています。

◆日本人と在日インドシナ難民が手を携えて活動を行っています。

◆会社員、主婦、教員、学生などが、アフターファイブにできる範囲で力をあわせ、「小さな力」を結集して取り組んでいるグループです。

◆政治、宗教、営利とは一切無縁です。会員や支援者の「純粋な善意」だけで成り立っています。

◆国内の活動の中心は神奈川県相模原市と同県愛川町です。

◆1989年設立の「県立相模原高校国際ボランティアグループ」が発祥。翌1990年春、卒業生、保護者、教員らでCICRを結成。

◆「気楽に」、「気長に」、「真剣に」がモットーです。

◆《代   表》永瀬一哉〔理事長〕

《副代表》関根秋雄〔副理事長〕/日高邦夫〔副理事長〕/コン・サンロート〔CICRカンボジア代表〕

《事務局》清田留美〔理事〕/戸上航一〔理事〕/星崎七世〔理事〕/大井ゆき江/大塚友香理/冨樫幸乃/チェット・ソック・チャンナン/成瀬可顕(エイ・チョンキー) 

インドシナ難民とは・・・苦難の人々

◆ベトナム難民・ラオス難民・カンボジア難民の総称です。

◆1950年代から70年代、インドシナ三国は戦乱や混乱の日々でした。70年代後半、 多くの人々が平和を求めて国外に脱出しました。

◆現在、約1万人余りのインドシナ三国出身の方々が日本で暮らしています。その大半が神奈川県在住です。

インドシナ難民の明日を考える会<CICR>の誕生・・・高校から地域へ。そして、現地へ

◆CICRは高校の課外活動が始まりです。
◆1989年、当時、神奈川県立相模原高校に勤務していた永瀬一哉(現・県立相模原総合高校)が教材研究のためインドシナ難民に取材しようとしたのがきっかけです。
◆難民が多数入居している団地の管理人さんにインタビューの申請をしたところ、逆に日本語指導の依頼を受けました。
◆「日本語指導などで日々の交流を深めてこそ、本当に彼らが理解できる」と管理人さん。
◆県立相模原高校の生徒と日本語教授を始めました。
◆その後、PTAや近隣の方々の、そして行政のご協力などを得て、いつのまにか市民団体になってしまっていました。
◆市民団体の設立の経緯としては珍しいと思われます。
◆難民の居住が増加しつつあった神奈川県、そして相模原市における社会的要請がCICRを生んだと言えるでしょう。
☆     ☆     ☆
◆ところで、その団地の管理人さんは前川金雄さん。
◆難民は日本の生活に戸惑い、差別に直面しがちでした。そうした彼らに前川さんは温かい眼差しで接していました。
◆難民の子どもが悪さをすると、本気で怒りました。彼らから絶大な信頼が寄せられていました。
◆「『難民の作る食事の臭い匂いが嫌だ』と言う日本人がいる。了見が狭い。文化の違いを認め合うのが共生の第一歩だ」とある識者。
◆これに対し前川さん。
「あなたは本当にその匂いを嗅いだことがあるのか。では、隣に住んでみなさい。臭いものは臭いんだ」。
「臭いものは臭いと言ってぶつかり合うことからすべてが始まるんだ。どこに落ち着くか、答えはない」。
「彼らを本当に応援しようと思うのなら、きれいごとを言わないでほしい」。
◆日々難民とともに暮らし、難民のために奔走し、日本人との喧嘩もいとわなかった前川さんの面目躍如です。
◆本会活動の推進を10年間、代表永瀬と二人三脚で行ってきましたが、2000年5月、ご逝去。
◆その数ヶ月後、本会の支援で完成したカンボジアのチュロイコール小学校の校舎壁面に「MAEKAWA KANEO」と刻んでもらいました。
◆今、CICRの活動は、まさに「日々の交流を深めてこそ、本当に彼らが理解できる」という前川さんの言葉の通りになっています。

講演・講義・・・スタッフが伺います。ご相談ください

◆神奈川県相模原市立相原小学校        総合的な学習の時間 特別授業
◆神奈川県相模原市立共和小学校        総合的な学習の時間 特別授業
◆神奈川県相模原市立淵野辺小学校       総合的な学習の時間 特別授業
◆神奈川県湯河原町立吉浜小学校        6年生卒業記念講演会
◆神奈川県立新栄高等学校           教職員人権研修会
◆神奈川県立川崎北高等学校          教職員人権研修会
◆神奈川県立相武台高等学校          高校生人権講演会
◆神奈川県立厚木南高等学校<通信制>     特別授業
◆神奈川県立綾瀬西高校<福祉コース>     特別授業
◆神奈川県立相模原総合高校          特別授業
◆神奈川県立教育センター           中学校社会科研修講座
◆神奈川県立教育センター           高等学校地歴公民科研修講座
◆神奈川県立教育センター           日本語指導法研修講座
◆東京都立日野高等学校            研修会<在校生、PTA対象>
◆東京都立日野高等学校            難民との交流会<PTA対象>
◆東京都町田市立町田第一中学校         総合的な学習の時間 特別授業
◆専修大学                  特別講義
◆明星大学                  特別講義<大学院>
◆神奈川県相模原市上鶴間中学校PTAOB会  研修会
◆国際理解教育学会発会式           基調講演
◆神奈川県相模原青少年会館          研修会
◆神奈川県相模原市青年海外派遣壮行会     激励の言葉
◆国際ソロプチミスト相模           95ユースフォーラム 基調講演
◆国際ソロプチミスト相模           03ユースフォーラム 基調講演
◆相模原ロータアクトクラブ          研修会
◆WE LOVE ASIA 21         研修会
◆相模原北ロータリークラブ          卓話
◆相模原商工会議所女性会           研修会
◆JICA(国際協力機構)横浜 教師海外研修(カンボジア)事前研修会<2009年、2010年>

関連情報・・・色々なことがありました

◆1992年 神奈川県立相模原高等学校 公開講座「カンボジア難民とのふれあい」
◆1993年 神奈川県立相模原高等学校 公開講座 「カンボジア難民とのふれあい PartⅡ」
◆1994年 神奈川県立相模原高等学校 特別講座「カンボジア語教室」
◆1995年 神奈川県立相模原高等学校 特別講座「カンボジア語教室」
◆1996年 インドシナ難民の明日を考える会主催 「カンボジア語教室」
◆2004年 神奈川県立相模大野高等学校 公開講座「カンボジアは今…」
◆2008年 神奈川県立相模原総合高等学校 公開講座「カンボジア入門」
◆2008年 神奈川県立相模原総合高等学校 集中講座「カンボジアから世界を見る」
◆2009年 神奈川県立相模原総合高等学校 公開講座「カンボジア入門」
◆2009年 神奈川県立相模原総合高等学校 集中講座「カンボジアから世界を見る」
◆2010年 神奈川県立相模原総合高等学校 集中講座「カンボジアから世界を見る」

◆1991年 神奈川県相模原市主催 「20歳の作文コンテスト」 入選<会員女性>
◆1991年 JICA(国際協力事業団)主催「全国高校生エッセイコンテスト」特選 外務大臣奨励賞 受賞<神奈川県立相模原高等学校2年生女子>
◆1992年 JICA(国際協力事業団)主催「全国高校生エッセイコンテスト」審査員特別賞 受賞<神奈川県立相模原高等学校2年生女子>
◆1992年 博報児童教育振興会「博報賞」(国際理解教育部門)受賞<永瀬一哉>
◆1992年 文部大臣奨励賞 受賞<永瀬>
◆1992年 国際ソロプチミスト日本財団 東リジョン 表彰<永瀬>
◆1994年 国際ソロプチミスト日本財団 青少年ボランティア賞 受賞<県立相模原高校国際ボランティアグループ>
◆1994年 インドシナ難民日本語教育研修会(<財>アジア福祉教育財団難民事業本部主催)修了<永瀬>
◆1995年 JICA(国際協力事業団)主催「全国高校生エッセイコンテスト」佳作 入選<神奈川県立相模原高等学校3年生女子>
◆1998年 「I Want Peace-A Young Cambodian Refugee Has Come to Japan-<邦題>平和を求めて カンボジア難民少年、日本へ」出版<永瀬>
◆2000年 <財>アジア福祉教育財団難民事業本部主催「日本語スピーチコンテスト」入賞<神奈川県立厚木南高等学校3年生男子(カンボジア難民)>
◆2002年 アジア福祉教育財団(外務省外郭)より感謝状<永瀬>
◆2003年 「日本とのつながりで見るアジア 過去・現在・未来〈第4巻〉東南アジア(2)」出版<関根秋雄>
◆2003年 神奈川県ボランタリー活動奨励賞 受賞<CICR>
◆2003年 国際ソロプチミスト日本財団主催「ユースフォーラム」相模原予選、第一席。本大会に出場。<神奈川県立相模大野高等学校3年生男子/本大会においても入選>
◆2003年 同、第二席<神奈川県立相模大野高等学校3年生女子>
◆2007年 カンボジア政府よりカンボジア王国復興貢献メダル授与<CICR>
◆2007年 CICR活動報告 DVD「オークン ありがとう」制作<CICR>
◆2007年 神奈川県相模原市社会福祉協議会「社会福祉活動推進功労者」表彰<永瀬>
◆2008年 同<CICR、高橋留美、大井ゆき江>
◆2008年 CICRカンボジア事務所開設
◆2008年 カンボジア・ベンコック中学校学校評議員<CICR事務局スタッフ>
◆2009年 相模原市社会福祉協議会表彰<冨樫幸乃、大塚友香理>
◆2009年 JICA(国際協力機構)「国際協力担当者研修(1)」修了<星崎七世、永瀬>
◆2010年 JICA(国際協力機構)「国際協力担当者研修(2)」修了<永瀬>
◆2010年 神奈川県相模原市政令指定都市推進市民協議会主催「国際貢献を考える集い」 相模原商工会議所女性会の事例発表サポート<大井、永瀬>
◆2010年 神奈川県相模原市社会福祉協議会「社会福祉活動推進功労者」表彰<上坂寿子 座間絵里子>
◆2010年 「気が付けば国境、ポル・ポト、秘密基地-ポル・ポト地下放送アナウンサーの半生」出版<永瀬>
◆2011年 神奈川県相模原市社会福祉協議会「社会福祉活動推進功労者」表彰<コン・サンロート>
◆2012年 「クメール・ルージュの跡を追う ジャングルに隠れたポル・ポト秘密司令部」出版<永瀬>


ポル・ポトと三人の男
永瀬 一哉

気が付けば国境、ポル・ポト、秘密基地−ポル・ポト派地下放送アナウンサーの半生
永瀬 一哉
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